「インナードライ肌だけど肌断食してもいいかな?」
「肌断食したらインナードライ肌は改善する?」
と疑問はありませんか?
結論から言うと、インナードライ肌に肌断食はおすすめしません。
私自身、肌のテカリや毛穴が気になって肌断食に挑戦してみたら、顔がシワシワになって回復するのに時間がかかったからです。
この記事では、インナードライ肌が肌断食に向いていない理由をお伝えします。
肌断食がインナードライ肌に向いていない3つの理由
インナードライ肌に肌断食が向かない理由を知れば、軽い気持ちで挑戦して余計な肌トラブルを招くこともありません。
この3つを読めば、インナードライ肌のスキンケアは肌断食ではないことがわかります。
理由1. 皮脂分泌過剰なのは肌内部が乾燥しているから
インナードライ肌は皮脂のせいでテカりやすく、毛穴も目立ちやすいのが悩み。
でも皮脂が過剰に分泌されてしまうのは、肌の水分量が足りていないから!
角質層の少ない水分をこれ以上蒸発させまいと、皮膚が必死に働いている証拠なんです。
結果、蒸発を防ぐための油、皮脂を過剰に分泌。
肌断食で水分も油分も与えない状態になると、もともと少ない水分がさらに減ってしまうのです。
理由2. バリア機能が壊れているから水分が逃げる
インナードライ肌の水分が足りていない理由は、皮膚表面のバリア機能が壊れているからです。
バリア機能は外部からの物理的刺激、皮膚内に異物が入るのを防ぐ、肌の水分が蒸発するのを防ぐなどの役割があります。
サランラップのようなものですね。
きちんを全体を覆っていれば中身の乾燥を防いでくれますが、穴やすき間があると中身の水分はどんどん外に逃げてしまうのです。
バリア機能が壊れる原因
- 加齢
- 乾燥
- 紫外線
- ストレス
- 間違ったスキンケア
加齢は予防しようがありませんが、紫外線を浴びたり乾燥を放置することでバリア機能は壊れます。
乾燥でさらにバリア機能が壊れるので、保湿をしない肌断食は向いていないことがわかります。
また、クレンジングや洗顔といった「落とすスキンケア」は、とくにバリア機能を破壊しやすいので注意!
とくにオイルクレンジングは皮脂を取りやすいので、インナードライ肌は避けた方がいいですね。
肌断食のように純石鹸で落とせるメイクが理想ですが、純石鹸は洗浄力が高め。
バリア機能が壊れている肌は石鹸洗顔も負担になります。
バリア機能が壊れて水分が蒸発しているインナードライ肌は、ベビーオイル洗顔のあと10秒だけ泡をのせるだけの石鹸洗顔をしてみましょう。
理由3. 何もつけないとバリア機能が回復するまでのダメージが大きい
バリア機能が回復するまでは、最低でも1か月ほどかかります。
その間に肌断食で何もつけないを実践すると、肌は回復するどころかボロボロになります。
もともと水分量が少ないのに、守るための皮脂を洗顔で落としたあとに放置するので、わずかな水分までなくなって深刻なダメージを与えます。
私はインナードライ肌の仕組みも知らずに肌断食を実践して、顔がおばあちゃんのようにシワシワになりました。
皮脂が出る余裕もないほど乾燥して、会う人に心配されるほどに肌が大荒れしたのです。
肌のバリア機能が回復するまでは、肌断食も過剰なスキンケアもせずに、シンプルに保湿するだけで十分です。
インナードライ肌のシンプル保湿ケア
インナードライ肌は水分不足なので、洗顔後は水分を補うケアが必要!
といっても化粧水をたっぷりつけたり、シートマスクなどを使うのはNGです。
たくさん水分を与えても角質層の水分量は決まっているので、余分なものは蒸発するだけ。
角質層の厚さは約0.02mmでラップ1枚ほど、角質層の水分量は健康な肌で20~30%です。
化粧水を使うとしても1円玉大で十分、多くても100玉大にしておきましょう。
私が使った界面活性剤不使用の化粧水は、1円玉大でも顔全体にスル~と伸びて保湿力も文句なし!
この化粧水に出会ったことで、私のシンプルケアが完成したといっても過言ではない(笑)
化粧水を適量つけたら、蒸発しないように油分でフタをします。
私はワセリンを使っていますが、ニキビができやすい人はイハダバームがいいかも。
肌断食はインナードライ肌に向いていないのまとめ
肌断食でインナードライ肌が改善することはありません。
・インナードライ肌は水分不足
・水分不足なのはバリア機能が壊れているから
・バリア機能が壊れた肌に乾燥は大敵!
肌断食をやりたいなら、まずはシンプルケアで肌のバリア機能を回復させ、健康な肌になってから実践すればいいのです。
インナードライ肌のシンプルケアは、少量の化粧水と水分蒸発を防ぐ油分だけ!
今すぐ不要なスキンケアを見直して、肌に刺激を与えないシンプルケアにチェンジしてくださいね。
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