「肌断食ですごく乾燥しているけど、やめたほうがいい?」
「ニキビが増えた気がするけど大丈夫?」
などと悩みますよね。
私は肌断食でものすごくシワが増えて、おばあちゃんの肌みたいになったときやめた。
厳しめの宇津木式は断念。
その経験や自分の周囲の声から、肌断食は合わない人がいることも事実だと確信。
この記事では、
- 肌断食を合わない人・やめたほうがいい人
- 肌断食をやめるタイミング
- 肌断食のやめ方
などをまとめてみました。
後半に正しい宇津木式肌断食のやり方もまとめているので、自分が肌断食を続けられるか判断してくださいね。
肌断食が合わない人・やめたほうがいい人
- 乾燥肌
- インナードライ肌
- ニキビがひどい肌
- 肌荒れがひとい肌
- とくに大きなトラブルがない肌
乾燥肌やインナードライ肌を改善したくて肌断食をはじめる人も多いですが、肌質的に合わないと思います。
そもそも乾燥肌は水分も油分も足りない人、インナードライ肌は肌に水分が足りなくてそれを補うために皮脂をたくさん分泌している人。
どちらも共通しているのは、肌に水分が足りないこと!
水分が足りない状態というのは、肌のバリア機能が正常に働いていないということ。
バリア機能が壊れた原因は洗顔や紫外線などいろいろあると思いますが、そういった肌質の人がいきなり保湿をやめると・・・。
どんどん水分だけが蒸発して、シワが増えるというのも納得。
実際、インナードライ肌だった私も宇津木式肌断食を2か月続けてみたんですが、急激に小じわができて挫折した経験があります。
次に肌断食が合わない人は、ひどいニキビや化粧品による肌荒れがを起こしている人。
このタイプの人は肌断食を行うのではなく、まず皮膚科に行くことが大切!
肌荒れの人は「乾燥する時はワセリンつけて、あとは何もしないで」ってお医者さんに言われたら、自動的に肌断食のはじまりです(笑)
ニキビの人は継続的に薬を使用することになると思うんですが、まずはそちらを試してみてください。
その薬が合わなかった、ニキビが治らなかったというときは、また違う薬や違う方法なりをお医者さんと相談して決める方が良いと思います。
最後に、大きな肌トラブルがない人も、肌断食はやめたほうがいいです。
大きなトラブルがないということは、現在のスキンケアで問題ないということ。
肌断食でニキビが増えるのは好転反応?
ひどいニキビや化粧品による肌荒れ、何をぬっても乾燥するなどの理由で肌断食をはじめる人が多いです。
スキンケアをやめたことで肌が乾燥し、ニキビが増えたり悪化。
これを好転反応と呼ぶ人がいますが、果たしてそれは本当にいいことなんでしょうか?
本当に好転反応かどうかは、トラブルがある頃からあなたの肌を観察してくれているお医者さんにしかわかりません。
素人には好転反応などわかりません。
なんでもよい方に解釈してはいけません。
肌トラブルがひどくなったら、取り返しがつかなくなる前に皮膚科を受診するべきです。
肌断食をやめるタイミング やめどきはいつ?
このやめるタイミングは難しいところで、口コミで「我慢して続けていたらキレイになった」なんて見たらやめどきがわかりませんよね?
最初にも書きましたが、私は宇津木式肌断食を2か月で挫折。
理由は乾燥による小じわが急激に増えて、おばあちゃんの肌みたいに老けたからです。
今どきの70代の方がもっとツヤツヤです。
肌断食すると保湿しないので乾燥するのは当たり前ですが、今までなかったシワやニキビなどができたら「やめどき」かもしれません。
とくにニキビは、ニキビ跡になってしまうと肌断食前より汚肌になってしまう可能性が!
「どうしよう?もうやめようかな?」
と、やめるタイミングを考えている人は、以前のスキンケアに戻さずに、何かひとつだけプラスして肌の変化を見てみましょう。
肌断食のやめ方
「肌断食はやめる!」と決めて、いきなり以前と同じスキンケアに戻すと、さらにトラブルになるかもしれません。
保湿されずにバリア機能が破壊された肌は、どんなものにも敏感に反応します。
乾燥肌でヒリヒリ・痒みがあるほど荒れているなら、セラミドやヒアルロン酸が配合されたクリームに替えてみましょう。
クリームは界面活性剤入っていますが、水分は肌に沁みやすいので、まずは油性のスキンケアからはじめてください。
インナードライ肌でとにかく水分が足りずにゴワゴワになっているなら、ほんの少しだけの化粧水を使ってみること。
1円玉大より少ない量から、肌になじませてください。
そのときに選ぶ化粧水は、刺激になりやすい美白成分などが入っていない、保湿に特化したシンプルなものが◎
せっかく肌断食していたんだから、化粧水は界面活性剤不使用を選んでくださいね。
宇津木式を断念した私の現在のスキンケアは、少量の界面活性剤不使用の化粧水とワセリンというスキンケアに落ち着きました。
ニキビが増えて、触れると痛いほどひどいときは皮膚科に行きましょう。
宇津木式肌断食の正しいやり方
一番有名な宇津木式肌断食のやり方を、簡単にご紹介します。
宇津木式肌断食は、シンプルスキンケアのかなり上級者向けです。
- クレンジング使わない
- ポイントメイクはOK
- ファンデ使いたいならパウダー
- パウダー使った日は純石けんで洗顔
- パウダー使ってない日はぬるま水で洗顔
- 基礎化粧品は使わない
- 乾燥したら白色ワセリン
- シャンプーは使わない
- 日焼け止めは使わない
1~5までを一気に説明していきます。
まず、クレンジングは絶対NGです。
メイク汚れだけじゃなく保湿成分もガッツリ落としてしまうのでダメ!
そもそも宇津木式肌断食ではポイントメイクのみOKで、どうしてもファンデ塗りたかったら石鹸で落とせるパウダーだけOKです。
パウダーを使った日は純石鹸で洗顔、ポイントメイクは水で濡らした綿棒をこすらないように転がして落とします。
ポイントメイクだけの日は、33℃以下の「ぬるま水」で顔を洗うだけです。
メイクが肌に残っても色素沈着することはなく、2、3日で垢とともに剥がれ落ちるので、残っていても気にしないことが大切です。
次に、6、7を解説します。
保湿剤は白色ワセリンのみ、使うのは顔の乾燥を感じたとき。
使用する量はゴマ1粒分で、手のひらに伸ばしてからこすらないように押しづけします。
基礎化粧品は一切使いません。
次は8のシャンプーを使わないを解説します。
シャンプーは地肌に悪いため、宇津木式肌断食では湯シャンを推奨しています。
髪を丁寧にブラシやクシで梳いて汚れを浮かせ、ぬるま水ですすぐだけです。
最後に、日焼け止めを使わないです。
日焼け止めは界面活性剤が多く、また日光を浴びないことによる骨粗しょう症も懸念されています。
どうしても日焼け止めが必要なシーンでは、ワセリンベースのVUVプロテクトを推奨。
ただ、この日焼け止めは販売元に直接メールなどで申し込まないと買えないので、ちょっと不便。
VUVプロテクトを使わないなら、低刺激のものを探す必要があるでしょう。
宇津木先生の本には、シミには美容皮膚科でのレーザー治療、シワやたるみにはフェイスリフトや注射などがおすすめされています。
日焼け止めを塗らない、帽子や日傘で紫外線をガードすると言っても限界はあります。
肌断食はトラブル予防であって、シミやシワ・たるみの根本治療にはなりません。
肌断食やめたほうがいいの「まとめ」
シャンプーは使わない、日焼け止めも使わない。
宇津木式肌断食の内容は、かなり上級者向けです。
実際にワセリンも使わず何もつけず、肌が自分で潤うようになったら理想ですが、そこまでの道のりはかなり険しい!
ちょっと拷問みたいな感じもある。
そこまで厳しいのは無理!というひとには、形成外科医の落合裕子先生のスキンケアの本が参考になります。
落合裕子先生は過剰なスキンケアは無意味と解説されながらも、日焼け止めやシャンプーなど実用的な使い方をまとめてくれています。
宇津木式肌断食ならハードルが高くて挫折した人も、落合裕子先生のスキンケアならストレスなく始めることができますよ♪
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