「肌断食で純石鹸洗顔しているけど、肌が乾燥でガサガサ」
「しっとり洗いあがる固形石鹸を知りたい!」
乾燥しやすい肌質の人におすすめなのがコールドプロセス製法で作られた石鹸です。
この記事では、コールドプロセス石鹸のメリット・デメリット、お手頃価格で購入できるコールドプロセス石鹸などをご紹介します。
コールドプロセス石鹸のメリット
コールドプロセス石鹸とは、化学反応の熱だけを利用してじっくり丁寧に作られる石鹸のこと。
熱を加えないので石鹸の原料である油脂が劣化せず、天然のグリセリンがたっぷり残ったまま石鹸ができあがるのです。
保湿に優れたグリセリン豊富なコールドプロセス石鹸は、肌の水分をしっかりとキープしてしっとり洗い上げるのが特徴なんですよ。
コールドプロセス石鹸のデメリット
いいことばかりようなコールドプロセス石鹸ですが、もちろんデメリットもあります。
コールドプロセス石鹸は泡立ちにくいので、たっぷりの泡を作りたいなら泡立てネットが必須です。
また、溶けやすいものが多いので、浴室に置いておくとドロドロになりやすいのもデメリット。
浴室以外で保管するか、包丁で切って少しずつ使うようにするとムダになりません。
そして、時間をかけて完成させる石鹸なので、ドラッグストアなどで売っている石鹸より少しお値段が高くなります。
釜炊き石鹸とコールドプロセス石鹸の違い
釜炊き石鹸を作る方法には「釜炊き塩析法」と「釜炊きけん化法」があります。
釜焚き製法を簡単に説明すると、
- 大きな釜に原料の油脂を入れます
- 加熱しながら苛性ソーダを投入
- 固まる前の液状石鹸ができます
- 石鹸以外の不純物を取り除くため塩を入れます
- 型に入れて冷まし乾燥させます
- 純粋な石鹸成分だけで作られた石鹸が完成
釜炊きけん化法は、塩を入れないだけで同じ工程です。
塩を入れると石鹸成分の純度は上がりますが、グリセリンは不純物として取り除かれます。
「釜炊き塩析法」「釜炊きけん化法」どちらとも熱を加えるので、油脂に含まれていた美容成分もほとんど壊れてしまいます。
対してコールドプロセス製法は、苛性ソーダの化学反応熱だけで石鹸にしてゆく方法。
グリセリンはもちろん、油脂に含まれている美容成分なども豊富に残る石鹸に仕上がります。
コールドプロセス石鹸 おすすめ5選
ナイアード アルガン石鹸
アルガンオイル・エクストラバージンオリーブオイル・ココナッツオイル・パームオイルと、4種類の油脂を使った贅沢なコールドプロセス石鹸。
比較的泡立ちもよく、しっとりと洗い上げてくれます。
顔だけじゃなく、洗髪にもおすすめ!
お風呂の愉しみ マルセイユ石けん 無香料
オリーブ油、ココナッツ油、パーム油を使ったシンプルなコールドプロセス石鹸。
泡立ちがそれほど良くなく、浴室に置いておくとすぐに柔らかくなって溶けやすいのが難点。
それでも「肌のしっとり感はほかの石鹸にはないもの」とファンも多い石鹸です。
お風呂の愉しみ マルセイユ石けん ラベンダー&ローズマリー
オリーブ油、ココナッツ油、パーム油を使ったコールドプロセス石鹸に、ラベンダー油 ローズマリー油、レモングラス油を加えた香り付き。
爽やかでリラックス効果の高い香りなので、バスタイムを特別なひとときに変えたいときにぴったり。
松山油脂のコールドプロセス石鹸「HADAHUG」
シア脂、ヒマワリ油などを原料に、30日間ゆっくりと熟成させたコールドプロセス石鹸。
こちらの石鹸には約4%オイル分が残っているので、必要な潤いを守りながらしっとり洗い上げます。
「HADAHUG」は赤ちゃん向けのシリーズなので、泡立ちがよく泡切れもいいのも特徴。
コールドプロセス製法の神戸米ぬか石鹸
泡立ちをよくするヤシ油、パーム核油などの油脂を使ったコールドプロセス石鹸。
さらに、コメヌカ油、ゴマ、ヒマシ、ツバキ油などを配合して、しっとり感を強化!
米ぬかにはガンマオリザノール、ビタミンB、ビタミンEなど、美肌に良いとされる成分が豊富に含まれています。
溶けやすいコールドプロセス石鹸を長持ちさせるために
浴室に置いておくと、水分ですぐに柔らかくなり溶けやすいコールドプロセス石鹸は、水切れの良いスポンジタイプの石けん置きが便利!
ただのスポンジタイプの石けん置きなら100均にもありますが、マーナのスポンジ石鹸置は受け皿つき。
石鹸を置いた場所がヌルヌルしないし、石鹸カスで白く汚れることがありません。
コールドプロセス石鹸おすすめのまとめ
グリセリンや油脂に含まれている美容成分などが残るコールドプロセス石鹸は、肌断食をはじめたばかりのカサカサ肌の強い味方!
ドラッグストアの純石鹸では乾燥してしまう人は、余計なものが入っていないけど保湿力が高いコールドプロセス石鹸を試してくださいね。
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